自分がファンではなく、プロデューサーになるんだと自覚したのは2015年7月19日に西武プリンスドームで行われた 「THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2015」です。ドームの天井に映されたナムコエンジェルのライトを見上げ、放心状態になってた時には、既にこの業界でやっていく決心がついていたのでしょう。
アイドルマスターというコンテツ自体は、「隣に…」を切欠に少し楽曲を聴く程度でして、その他には全く触れないまま過ごしていました。この曲知ってるよ、アイドルマスターの曲だよね?ぐらいの認識です。
新しいゲームや、アニメ化などでコンテンツに触れる機会は多々有りましたが、アーケードで20万使って一緒にトップアイドルを目指してうんたらかんたら号泣みたいな話を友人から聞いていたので、はまってしまったら色々と抜け出せないんじゃないかと、時間もお金もアイマスに費やしてしまって破産してしまうんじゃないかと、アイマスに対しては恐ろしいイメージしか持っていませんでした。
そんなイメージを持ち続けて2014年、私はアイカツ!にどっぷり人生を費やしていまして、アイカツ!の楽曲を歌うSTAR☆ANISのLIVEに友人と行ってきました。
その後、一緒に行った友人経由で知り合った雪歩Pと少し縁がありまして、一緒にアイドルマスターのアニメを見る機会がありました。とても面白かったし、家に帰ってBDを全て購入したり、その流れでアイドルマスターシンデレラガールズのアニメをリアルタイムで見たり、行ってもないLIVEBDを購入して見たりしているうちに気づけば「THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2015」のチケットを手に入れてました。
とても楽しませてくれたコンテンツだし、これ以上突き進むと他の事に支障が出そうです。今回の「THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2015」を最初で最後にし、またオンラインゲーム漬けの日々に戻ろう、そう思って挑みました。
台風が過ぎ去り、真夏なのに奇跡的に涼しげな気温ですが、プロデューサー達の熱気で西武プリンスドームは白く染まっています。
LIVEが始まると、この業界に足を踏み入れる切欠になった雪歩PがFirst Stepで号泣したり、Rebellionの真実の赤で感動したり、夕焼けを見たり、虹がかかったり、暑さでポカリスエットを8本飲んだり、アイマスのこれまでとこれからの歌を歌ったり。アイマス最高コールをしたり。
何が起きてたのか思い出せないぐらい、記憶がなくなり。気づけば「10thよかった……すごかった……」しか喋れないぐらいのダメージを負いました。当時のメモを読み返しても、何が起こったのかわからないって言葉が沢山書かれてます。
最初で最後にしようと思っていたアイマスLIVEは、取り返しの付かない経験として私の中に刻まれ、気づけば新人プロデューサーとしてアイドルと一緒に歩むようになりました。
この道の向こう 進んだ先は
どんな奇跡が起こるだろう
その奇跡を確かめるため
一歩ずつ歩いていこう
みんな一緒に 目指すんだ
アイ MUST GO!より引用
今更アイマスと言われたりもしましたが、輝きの向こう側のもっと先、これからのアイマスの未来を、アイドル・プロデューサー達と一緒に見てみたいです。
こうして、私のプロデューサー業が始まりました。